セミリタイア方丈記

隠者の生活記録

生活動線を快適に

今週のお題「間取り」

かつて住んでいた家は、ワンルームのロフト付きでした。天井が高く、広さもそこそこあり当初は快適に感じたのですが、だんだんと不都合が出てきました。

西向き一階の真ん中なので陽当たりが悪く、昼も薄暗いこと。風通しも悪く、湿気がこもりやすい。気づくと本棚の裏にびっしりカビが。それでも立地の便利さゆえしばらく住んでいました。数年後には、湿気のせいか謎の皮膚疾患に悩まされ、廊下に排気される他の家のタバコ臭に辟易し、薄暗さに滅入り、ほとんど家に帰りたくなくなってしまって夜は閉店間際までカフェにいるという、不経済な生活でした。

今は田舎の4LDKに住んでいます。かつてと比べたら、陽当たり風通し、申し分ないのですが何しろ、生活動線が長い。異様に長い廊下を挟んで部屋がついている間取りなので、日常的に行う事をする部屋を目的別に分けて、使う道具もそこに集めるようにしないと動線の長さに嫌気がさして結局家事がおろそかになり、家が荒れて行きます。今の所解決していないのが洗濯場と干す場所、服やタオル、シーツを収納する場所、アイロンかけなどをする場所が全部離れている事。よっていちいち大量の服やタオルを持ち運ばなくてはならず、洗濯とそのあとの片付けが最も億劫な仕事となっています。ただ、洗濯機は風呂場の隣から動かせず、干すのも二階のベランダしか場所はなく、収納は各部屋のタンス、一箇所に集めるのわけに行かないので工夫の余地があるのはタオル、リネン類の収納くらいかな?干すのをベランダで行わず、風呂場の浴室乾燥と洗濯機の乾燥機でやるようにしたら少しはマシになるかも。

かつてゴミ屋敷寸前だった頃を思うとこの家も割と家らしくなったと思うのだけど、まだまだ蓄積したガラクタがこびりついてるような場所もあるし、効率のいい暮らしには今一歩のところなのです。